こんにちは。
ここ最近、調べ物の鬼と化しているRayです。
諸事情により、情報収集量が多すぎて、自分でもきちんと整理しておきたいので、情報収集用のカテゴリ(おうちづくりの豆知識i~マイホーム建築のために調べたこと~)を設けました。
同カテゴリの過去記事はこちら↓
今回は、準防火地域に輸入住宅を建てようとする人が必ず苦労する、サッシのお話です。
サッシについての考察
サッシの防火認定をめぐる事情
準防火地域での規制について、詳しくは、我が家の土地は準防火地域~外壁についての考察~ をご覧いただくとして。
我が家が建築しようとしている土地は、準防火地域となっています。
このことがわかったのは、土地購入前に、Oホームさんにプランニングをお願いしていたときのことです。
カンタンに言うと、隣地との境界線、道路中心線から、3メートル以内(1階)または5メートル以内(2階)の外壁やサッシ、玄関ドア等、すべて防火対応にしなくてはなりません。
この防火対応というのは、すなわち防火認定がとられている商品ということになるのですが、使えるサッシの種類の少ないこと!
しかも、通常の防火サッシのガラスには、網入りガラスが普通らしいのです。
しかもしかも、全然おしゃれじゃないのに、普通のサッシよりお高い!
そのため、見積額がどんどん跳ね上がり・・・・Ray家、マイホームを諦めかけた過去さえあります。
でも、どうせ素敵なおうちを建てるなら、網入りガラスじゃなくしたい!
輸入住宅といえば、格子窓(* ´ ▽ ` *) 格子じゃなくても、せめておしゃれな窓が良い!
なのに、防火認定されているサッシって、なんでこんなに種類が少ないのっ!?
当時、Oホームさんの見積でガックリきていた私ですが、なんとか予算内でおしゃれな窓を!と、懲りもせず情報収集に明け暮れる日々。
私も調べて初めて知りましたが、実は、この防火認定を巡ってひと波瀾あったようなのです。
サッシの防火認定問題
2009年および2010年に、これまで、準防火地域・防火地域で使用が認められていたサッシについて、製造販売各社で、認定不正取得が判明、販売停止および、施工済み案件の改修が必要となる事態が起こりました。
日本経済新聞
国土交通省 報道発表資料
(※ググると、びっくりするくらい防火サッシ問題がヒットします!)
経過措置として、2013年12月末までに施工されたものについては、現行(実は基準を満たしていなかった防火認定商品)の包括認定品の使用を認めてくれていましたが、2014年からは、個別認定品として大臣認定を取得することが必要となりました。
結果的に、(かなり端折りますが)これにより、防火・準防火地域で使用できるサッシの種類が激減、価格が高騰となったようです。
それでも格子窓にしたい
業界のそんな事情があるとは言え、おしゃれなおうちを諦めるなんで・・・・・(T_T)
憧れの格子窓を諦めるなんて・・・・・絶対(とまではいかないけど)イヤー!
できることなら、網入りガラスじゃなくしたいーーーーーーーーーー!
当然↓
(((((“8-(o’ω’)o カタカタ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・ありました!
せっかく調べたので、一覧にしたいと思います。
クレトイシ社
まずは、こちらです!
画像お借りしています。 出典:クレトイシ株式会社
クレトイシ株式会社さんのモンタージュ 防火窓です。
準防火地域等で輸入住宅を建てられる方にはお馴染みですね。
やっぱり、白い格子が素敵~?(*゚∀゚艸)
輸入建材に強いHMさんなら、こんな選択肢もあります。(2017.7.Ray調べ)
PELLA社(米)防火木製サッシ(国土交通大臣認定済)
アンダーセン社(米)防火仕様窓(国土交通大臣認定済)
ヴェステック社(スウェーデン)(国土交通大臣認定済)
マーヴィン社(米)(国土交通大臣認定済)
(※リンクは貼っていません)
さらに、日本でも木製サッシで個別に防火認定を取得されている会社さんが!
↓ 一般社団法人 日本木製サッシ工業会で一覧にされています。
防火性能のある木製サッシの製造販売会社(一般社団法人 日本木製サッシ工業会会員のみ)
ふぅ~、結構ありそうですよね!
でも、Oホームさんでクレトイシ社さんのモンタージュで見積もりをお願いしたことのある私たちは知っていました。
個別認定されていて、おしゃれなサッシは、すっっごく、お高いということを ○| ̄|_ Σ(´Д`lll)エエ!!
そう、防火認定をクリアできても、Ray家予算問題をクリアできなければ、採用には至らないのですっ!
でも、こうした地道な情報収集が後に実を結びます。
長くなりましたので、最終的な我が家の選択は、また別の機会に。
最後までお読みいただきありがとうございます✩